アルスラーン戦記第二部原作読了しました!
既刊の漫画とアニメを見終わり、第一部はオーディブルで配信されていたのですべてを聴くことができました。
第二部の配信はなく続きが知りたくなって原作の文庫本を大人買いしたのは10月のこと。仕事やなんやらで忙しく、なかなか読書の時間がとれなくて読み進められていませんでした。
オーディブルではなくキクボンというサイトでレンタルできることを知り、11月中旬から聴き始めました。下山さんの朗読はとっても聴きやすくて、通勤中や家事をしながら聞くこと1か月。さきほどすべて聴き終わりました。
ここからネタバレあり
15巻でナルサスとアルフリードが結ばれてすぐに亡くなったことが自分でもびっくりするくらいショックで。なんでこんなにショックだったのかというと、以前の雑記で「ネタバレしてるサイトを見てしまった云々」を書いたのですが、そのサイトではアルスラーンとエラムとアルフリード以外全員が死ぬ、みたいなことが書いてあったんですね。どのサイトを見たのかは覚えていないのですが。だから死なないと思っていたアルフリードが亡くなったのがショックだったのかな。心の準備ができていなかった。
一瞬もう読むのをやめようかと思ったくらい。でも、もやもやした気持ちを持ったままなのは嫌で、ここまできたら一気に最後までいってしまえ!と思い、ここ数日は集中して聴いていました。
またそのサイト誤情報によりアルスラーンも生き残ると思っていた私は、16巻でザッハークと相討ちになったシーンで再度ショックを受けました。「ダリュアルは一緒の墓に入る」ってことは前情報で知っていました。でもそれはダリューンの死後、何年か経ってのことだと思っていたのです。それにナルサスとアルフリードみたいに埋葬した者が気を利かせて一緒の墓に入れてあげた~みたいなことだと思っていたら、まさか「一緒の墓に埋めてくれ」という遺言だったとは。ダリューンもアルスラーンの腕の中で笑顔で逝くしダリュアル公式すぎる・・・。
そして後日談。
戦の時とは違って、病気や老衰で家族や知人が一人二人と減っていって、自身がアルスラーンを知る最期の一人になってもアルスラーンの遺言をひたすらに守ったエラムの50年がまた悲しくて。
満月の夜に迎えに来たみんなと旅立つ光景は涙なしには聴けませんでした。
正直、第二部を読まないほうが楽しく創作活動できたかもしれないなと少し思うところもあります。でも知ってしまったら知らなかった頃には戻れない。だからといって読んだことを後悔してるわけではないです。
戦って傷ついたけど、みんな大したことなくてよかったね!ってできるのが二次創作の醍醐味でもあるので、引き続き幸せハッピー謎時空の作品を生み出していきたいなと思います。畳む