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このサイトを作るにあたってお借りしたテンプレートには標準でいいねボタンとシェアリンクが実装されていました。
シェアリンクではTwitter、Facebook、LINE、はてな、pocket等、なじみのないSNSが多かったので非表示にしていました。私は作品や投稿ごとにいいねをつけたくなかったので、いいねボタンも不要かなぁと。
さきほどMastodonとMisskeyのシェアができるサイトを発見したので、リンクの内容を変更してみました。
いいねボタンの部分はWaveboxへのリンクにしました。
このサイトは晒し目的でなければSNSシェアOKですので、お好みの作品に出会えましたら、共有していただけると嬉しいです。
アルスラーン戦記のメディア感想いろいろ
アルスラーン戦記のメディア感想いろいろ
原作
未読。
漫画(荒川版)
既刊19巻とマガポケで最新122章まで履修済み。
殿下かわいいよ殿下。
ファランギースあなたそんな薄着で戦って大丈夫??と心配になる。
荒川キャラみんなかわいいしカッコイイ。たまに入るギャグパートも好き。
あと苦労人ギスカールがなんかかわいい。
いろんな国と戦ってその土地出身の仲間が増えて・・・というのが幻想水滸伝を彷彿とさせる。仲間が増えて本拠地が大きくなっていく感じとか。ナルサスって見た目グレミオっぽいし。戦いに負けた相手を殺さない殿下は坊ちゃんぽいね。
アニメ
2部まで履修済み。
どのキャラも声のイメージ合ってる。
尺の関係でいろいろ省略されているのがちょっと残念。
戦闘シーンで交えた剣から火花が出る演出とかアニメならではで良い!
殿下とダリューンはもはや公式CP。
ヒルメスとイリーナの過去回想にキュンときた。
2部は何故8話しかないの?3部はもうやらないのかな(泣)
オーディブル
アルスラーン戦記4 汗血公路を視聴中。
ナレーターの下山 吉光さんが何人もの声色を使い分けてて本当に凄い!
欲を言えばギーヴとヒルメスの声色を逆にして欲しかった。(先に見たアニメのイメージが先にあるからそう思ってしまうのです)一人で朗読しているとは思えないの。声優さんって偉大だね。
ただ、台詞の音量調整があまりよくなくて、叫び声は大きすぎるし女性の声は小さすぎるので、そこだけが残念。
オーディブルでは第一部までしか配信されてないので、続きが知りたいなら原作を読むしかないなぁ。
原作
未読。
漫画(荒川版)
既刊19巻とマガポケで最新122章まで履修済み。
殿下かわいいよ殿下。
ファランギースあなたそんな薄着で戦って大丈夫??と心配になる。
荒川キャラみんなかわいいしカッコイイ。たまに入るギャグパートも好き。
あと苦労人ギスカールがなんかかわいい。
いろんな国と戦ってその土地出身の仲間が増えて・・・というのが幻想水滸伝を彷彿とさせる。仲間が増えて本拠地が大きくなっていく感じとか。ナルサスって見た目グレミオっぽいし。戦いに負けた相手を殺さない殿下は坊ちゃんぽいね。
アニメ
2部まで履修済み。
どのキャラも声のイメージ合ってる。
尺の関係でいろいろ省略されているのがちょっと残念。
戦闘シーンで交えた剣から火花が出る演出とかアニメならではで良い!
殿下とダリューンはもはや公式CP。
ヒルメスとイリーナの過去回想にキュンときた。
2部は何故8話しかないの?3部はもうやらないのかな(泣)
オーディブル
アルスラーン戦記4 汗血公路を視聴中。
ナレーターの下山 吉光さんが何人もの声色を使い分けてて本当に凄い!
欲を言えばギーヴとヒルメスの声色を逆にして欲しかった。(先に見たアニメのイメージが先にあるからそう思ってしまうのです)一人で朗読しているとは思えないの。声優さんって偉大だね。
ただ、台詞の音量調整があまりよくなくて、叫び声は大きすぎるし女性の声は小さすぎるので、そこだけが残念。
オーディブルでは第一部までしか配信されてないので、続きが知りたいなら原作を読むしかないなぁ。
カテゴリー変更しました
カテゴリー変更しました
これまでメインジャンルがダイ大しかなかったのでカテゴリをイラストと漫画、小説で分けていましたが、この先はアル戦メインで描いていきたいのでカテゴリをジャンルごとに分けました。
アル戦はまだ内容が少ないですが、これから増やしていきたいです!
これまでメインジャンルがダイ大しかなかったのでカテゴリをイラストと漫画、小説で分けていましたが、この先はアル戦メインで描いていきたいのでカテゴリをジャンルごとに分けました。
アル戦はまだ内容が少ないですが、これから増やしていきたいです!
笑顔の殿下
アルスラーン殿下
この手を離さない #R18 #ヒュンアバ
お返事
お返事
Waveboxからメッセージくださった方へお返事しております。
★7月23日09:14の方
https://wavebox.me/msg/crwfp9894eptv98r/...
イベント期間中、たくさん絵文字押していただきありがとうございました!
すごく嬉しいです☺
Waveboxからメッセージくださった方へお返事しております。
★7月23日09:14の方
https://wavebox.me/msg/crwfp9894eptv98r/...
イベント期間中、たくさん絵文字押していただきありがとうございました!
すごく嬉しいです☺
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ごくえん33話の感想(ネタバレ)
ごくえん33話の感想(ネタバレ)
表紙が!表紙がすごい素敵!そしてみんなの立ち絵は資料になる✨ありがたい。
作中ずっとハドラーの顔が表情でないように描かれてて、だからこそメンタルよわよわ感すごい。
ガンガさんが敵に心酔してるのも気づいてただろうし、バルトスにこんな質問して釘刺したのに地獄の門を通されちゃうし、勇者がたどり着いたときがハドラー最弱になっちゃうのでは…と思っている。
サババで石喰ってた自慢したときはあんなに生き生きしてたのにね。
バーンに助けを求めてたりして。「倒されても後から命は助けてやるから、まずは戦ってこい」とか言われてそう。それか、「一度倒した魔王が十数年後に蘇る悪夢を勇者御一行に味わわせてやるから、一遍死んだふりして来い」みたいね。「人間の寿命は短いし、戦闘能力のピークは十数年で落ちるし、そのときアバンを殺せばいいだろう」というヘタレな甘言に乗ってしまい、そしてトサカへ…みたいな。
ダイの大冒険ってダイが勇者になる成長物語だけど、ポップも成長するし、ハドラーも成長するし、でみんなの成長物語なのがすごい。そしてヒュンケル然り、クロコダイン然り、まぞっほ然り。
最後に、ロカ死なないでーー!畳む
表紙が!表紙がすごい素敵!そしてみんなの立ち絵は資料になる✨ありがたい。
作中ずっとハドラーの顔が表情でないように描かれてて、だからこそメンタルよわよわ感すごい。
ガンガさんが敵に心酔してるのも気づいてただろうし、バルトスにこんな質問して釘刺したのに地獄の門を通されちゃうし、勇者がたどり着いたときがハドラー最弱になっちゃうのでは…と思っている。
サババで石喰ってた自慢したときはあんなに生き生きしてたのにね。
バーンに助けを求めてたりして。「倒されても後から命は助けてやるから、まずは戦ってこい」とか言われてそう。それか、「一度倒した魔王が十数年後に蘇る悪夢を勇者御一行に味わわせてやるから、一遍死んだふりして来い」みたいね。「人間の寿命は短いし、戦闘能力のピークは十数年で落ちるし、そのときアバンを殺せばいいだろう」というヘタレな甘言に乗ってしまい、そしてトサカへ…みたいな。
ダイの大冒険ってダイが勇者になる成長物語だけど、ポップも成長するし、ハドラーも成長するし、でみんなの成長物語なのがすごい。そしてヒュンケル然り、クロコダイン然り、まぞっほ然り。
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ソレって美味しいの? #ハドアバ
ソレって美味しいの? #ハドアバ
いちゃいちゃケンカップルまおゆう。ラブコメ5Pです。
(※R18ではありませんがフェ〇シーンあるのでR15くらいです)
ここをクリックでマンガビューアへ
ビューアが見られない方つづきはこちら
畳む
いちゃいちゃケンカップルまおゆう。ラブコメ5Pです。
(※R18ではありませんがフェ〇シーンあるのでR15くらいです)
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雨は… #ハドアバ
雨は… #ハドアバ
身体の関係はあるけど、お互い好きとか言わないハドアバ。
雨の日にハドラーを想うアバンのお話です。
--------------------
雨は嫌いです。特にこんな静かな雨の日は。
暗い雲の隙間から銀糸のように降り注ぐ雨はとても綺麗で、嫌でもあの人を思い出すから。
出窓のカウンターに肘をつき、窓ガラスに伝う水滴を内側から指でなぞった。
雨は嫌いだと言ったけれど、実のところ嫌いなのは雨ではなく、なんでもハドラーに準えて考えてしまう自分自身のことなのだとわかっている。
この止まない雨のように考えることをやめられず、ぼんやりと外の景色を眺めていた。
街の花屋の娘に一目惚れし、今度声をかけてみようか悩んでいるんだ、いきなり話しかけて嫌われたりしないだろうか、と恋愛話に花を咲かせる城の兵士たちを横目に、静かに微笑みながらもその光景をどこか冷めた目で見ていた。
羨ましかったんです。
あの時の私は誰かを好きになることなど、自分には縁のないことだと思っていたから。
誰かを想い、悩む彼らがキラキラと輝いてみえた。眩しかった。
今を生きている、という感じがして。
今の私は周りから見たらあんな風に光って見えているのでしょうか。
実感は何一つありません。だって私の現実は、こんなにも苦しくてせつない。
なぜ、ハドラーなんでしょう。
本当はわかっているんです。
理屈じゃないんです。人を好きになることは。
普通ありえないじゃないですか。魔王と勇者ですよ?
止められるものならとっくにそうしています。
物分かりのいい子供だと、よく言われました。自分でもそう思っていました。自分のことを自分でコントロールできない日が来るなんて、思いもよらなかったんです。
思えば、この関係ははじめから異様だったんです。
戦いは膠着状態。私もハドラーも、ふたりとも体力も魔力も使い果たし、決着はつかないまま互いの胸倉を掴み合ってゼロ距離で睨み合った。
身体はまだ戦闘モード。昂った感情の行き場がなく、燻ぶった身体をどう扱っていいのかわからず、これで終わりにしたくないという焦燥感だけが募っていて。
目を逸らした方が負け。瞬きさえも許されざる状況の中、互いの瞳がかすかに揺れた。
次の瞬間、どちらからともなく口づけていた。
なんであんなことになったのか、自分でもわからない。
ええっと、これなんて言うんでしたっけ?
そう、『吊り橋効果』だ。怖くてドキドキするのを恋していると錯覚するやつ。私の脳は、戦いによる胸の昂りを恋愛のドキドキと勘違いしていたんです。きっと。
夢中で咥内を貪り合った。
途切れ途切れの呼吸の合間、薄く開けた目の端に、ハドラーがキメラの翼を取り出し放り投げるのが見えた。
次に目を開けたときには、薄暗い洞窟内に設えた部屋にふたり、立っていた。石造りの寝台の脇にある燭台では蠟燭の炎が静かに揺れていた。
「来い」
ハドラーは寝台にドカっと腰を下ろし、ローブを脱いで上半身裸で偉そうに言った。
「命令しないでください」
言われなくても行きますし、とムッとしながら私は答える。
パチンパチンと鎧の留め金を外していく。肩当てがカランと音を立てて石畳の床に転がった。ブーツを脱ぎ、ハドラーの両足の間に膝を立てる形で寝台に乗った。私はハドラーの両肩に手を置き、眼下の男をまじまじと見た。
この角度で魔王を見下ろす人間というものは、多分私くらいしかいないだろうな、と束の間の優越感に浸っていると、何をニヤついてるんだとハドラーに怪訝な顔をされた。
私の腰に手を回したハドラー手が脚の間にするりと入る。ビクっと身体を強ばらせた私にハドラーは、もしかして、と前置きしてから訊いた。
「まさかお前、初めてか?」
「わ、悪いですかっ」
顔を真っ赤にする私に、ハドラー呆れたような口調で言った。
「経験もないくせにこんなところにノコノコ着いて来たのか?」
「着いて来たって……お前が勝手に連れてきたんでしょうが!」
ムキになって騒ぐ私に興醒めしたのだろうハドラーは、はぁと大きく溜息をついた。それを見た私は少なからずショックを受けた。自慢じゃないけど私は男性はおろか女性とも関係を結んだことがないし、魔族なんて以ての外だった。一体、私のどこに手練手管の要素があるように見えたのでしょうか? 私は悔しいような悲しいような気持ちが綯交ぜになって、キュッと下唇を噛んだ。
けれどもハドラーは、存外優しく私を抱いた。
「……痛かったら言え」
自らの爪を折り、時間をかけて後孔を解した。無理やり挿入したりもしなかった。戦いの後だから傷だらけで、私の肌はあちらこちらに血が滲んでいたけれど、セックスでは一滴の血も流れなかった。
それから幾度となく、一戦交えた後は決まって裸で第二ラウンドにもつれ込むのが常だった。
喉を仰け反らせていや、やめて、もうだめ、を連呼する私の跳ねる身体を押さえ付けながらハドラーは「堪え性がない奴だな。まあ、でも勇者の泣き言を聞けるのは気分がいい」などと悪趣味なことを言って笑う。
そんなことを言いながらもハドラーは、自身でつけた私の身体の傷を労わるようにキスをした。先の戦いを振り返るように、傷を一つ一つ確かめるように「思ったより傷が深いな」と、その詫びだとでも言うように全身くまなく舌でなぞった。
意趣返し、というわけではないが、私もハドラーの傷を舐めてみたことがある。正直、魔族の青い血がどんな味なのか知りたいという知的好奇心もあった。人間の赤い血同様、鉄分のような何かの金属っぽい味がした。騎乗位のままうーんと唸り、しばらく何の成分か真剣に考え込んでいたら、どうやら最中に放っておかれ機嫌を損ねたらしいハドラーにわき腹をくすぐられ、思わず変な声が出た。魔王のくせに可愛いとこありますね、とクスクス笑ったら、そのあと散々泣かされたのだけど。
戦いの延長戦だったセックスは、いつの間にか文字通りの互いの傷をなめ合う時間となった。
もはや『吊り橋効果』だったかどうかなんて何の関係もなくなっていた。回を重ねるごとに気付いていたけど、もう誤魔化せない。
私はハドラーが好きです。
ハドラーに気持ちを確かめたことは一度もない。
だって、訊いてどうするんです?
――私のことが好きですか?
ノーと言われ、ただの性欲解消の相手だと再認識するのか。
万が一、イエスと言われたとしてどうするのか。
別に、どうにもなりませんよね。
傷付け合って、慰め合って、こんな関係がいつまでも続くわけないとわかっていても、少しでも長くこうしていられたら、と願ってしまう私はなんて愚かな勇者なのか。
いっそのこと乱暴に貫いてくれたほうが割り切れたかもしれないのに。
優しさなんていらないのに。
共に生きる未来など、ないのに。
――初恋は実らないものなんだってさ。
これは誰が言っていた言葉だったか。忘れたけど、別にどうでもいいことです。
初恋でなくても、実るはずがないのだから。
着の身着の儘、外へ出た。
急に降り出したわけでもないのに、この雨の中、何故傘も雨除けも無いまま出歩いているのかと、道ゆく人達に不思議そうな顔をされるが、構わず歩き続けた。こうしていれば涙を流していても気づかれることはない。私が人前で堂々と泣ける唯一の方法だった。知り合いに会って理由を尋ねられたのなら、途中で雨具が壊れてしまったのだとでも言えばいい。
雨は涙とともに頬を伝い流れ落ちるけれど、心のもやもやまでは流してはくれない。澱は胸の中に溜まる一方だった。
街外れの人気のない通りまで来て、随分と遠くまで来てしまったと後悔した。流石に寒くなってきて、近くにあった小屋の軒先で立ち止まり肩をすぼめた。空き家なのか、ヒビの入った窓ガラスから中の様子を伺うも人の気配はない。軒裏の蜘蛛の巣には吹き込んだ雨でついた水滴がきらりと光っている。
「何やってんだ」
不意に視界が暗くなった。
「風邪……ひくぞ」
ハドラーは雨に濡れて冷えた私の身体をすっぽりと自身のローブで覆った。服が濡れ、ぴたりと密着した部分から、冷えた身体にじんわり熱が伝わってくる。
「そんなに雨が好きなのか」
そんなにオレのことが好きなのかと問われているようで無性に腹が立った。
「嫌いです、雨なんて」
空は暗いし、服が濡れるし張り付くし、と私はぶつぶつ文句を言った。
「オレは好きだ」
自分のことを言われているわけではないとわかっているのに、私の心臓はその言葉に一瞬で反応し、跳ねた。
「嫌いです……」
目の前にあるハドラーの胸元のローブをギュッと握って少し引いた。
「あなたの、せいですよ」
「そうか」
それは悪かったな、ハドラーはそう言いながら悪びれる様子もなく、濡れた私を抱きしめたまま頭の上に顎を乗せ、こつんと軽く小突く。
八つ当たりもいいとこだと自分でも思う。私は申し訳なさが勝り、ハドラーを見上げて言った。
「嘘……。本当は、好き……です」
その言葉でハドラーの頬が一瞬、緩んだように見えた。
「い、言っておきますが、雨のことですからね?」
なんだか愛の告白をしたみたいな風に聞こえてしまったのではと思い、私は慌てて弁解し、下を向き顔を隠した。
「……そうか」
俯いたまま顔を上げようとしない私の頭上から優しくて低い声が降り注ぐ。
「オレは雨も好きだが」
「雨も、ってどういう意味ですか?」
思わず顔を上げて食い気味に尋ねてしまった。随分と必死だな、と自分でも思うがこの言葉は聞き捨てならない。
「さあな」
ハドラーはニヤリと笑うと、濡れて額に張り付いた私の前髪を指で器用に横に流した。額から流れた雫が小鼻を伝い、唇の端に溜まる。それをハドラーは親指で拭った。
「はどら……、ん」
どういう意味で言ったのか問いただそうとハドラー、と呼びかけ開いた口は、ハドラーの親指で大きく開かれ、侵入してきた舌に阻まれた。身体が冷えたせいで紫色になっていた私の唇が本来の色を取り戻すまで、それほど時間はかからなかった。
まだ雨はしばらく止みそうにない。
身体の関係はあるけど、お互い好きとか言わないハドアバ。
雨の日にハドラーを想うアバンのお話です。
--------------------
雨は嫌いです。特にこんな静かな雨の日は。
暗い雲の隙間から銀糸のように降り注ぐ雨はとても綺麗で、嫌でもあの人を思い出すから。
出窓のカウンターに肘をつき、窓ガラスに伝う水滴を内側から指でなぞった。
雨は嫌いだと言ったけれど、実のところ嫌いなのは雨ではなく、なんでもハドラーに準えて考えてしまう自分自身のことなのだとわかっている。
この止まない雨のように考えることをやめられず、ぼんやりと外の景色を眺めていた。
街の花屋の娘に一目惚れし、今度声をかけてみようか悩んでいるんだ、いきなり話しかけて嫌われたりしないだろうか、と恋愛話に花を咲かせる城の兵士たちを横目に、静かに微笑みながらもその光景をどこか冷めた目で見ていた。
羨ましかったんです。
あの時の私は誰かを好きになることなど、自分には縁のないことだと思っていたから。
誰かを想い、悩む彼らがキラキラと輝いてみえた。眩しかった。
今を生きている、という感じがして。
今の私は周りから見たらあんな風に光って見えているのでしょうか。
実感は何一つありません。だって私の現実は、こんなにも苦しくてせつない。
なぜ、ハドラーなんでしょう。
本当はわかっているんです。
理屈じゃないんです。人を好きになることは。
普通ありえないじゃないですか。魔王と勇者ですよ?
止められるものならとっくにそうしています。
物分かりのいい子供だと、よく言われました。自分でもそう思っていました。自分のことを自分でコントロールできない日が来るなんて、思いもよらなかったんです。
思えば、この関係ははじめから異様だったんです。
戦いは膠着状態。私もハドラーも、ふたりとも体力も魔力も使い果たし、決着はつかないまま互いの胸倉を掴み合ってゼロ距離で睨み合った。
身体はまだ戦闘モード。昂った感情の行き場がなく、燻ぶった身体をどう扱っていいのかわからず、これで終わりにしたくないという焦燥感だけが募っていて。
目を逸らした方が負け。瞬きさえも許されざる状況の中、互いの瞳がかすかに揺れた。
次の瞬間、どちらからともなく口づけていた。
なんであんなことになったのか、自分でもわからない。
ええっと、これなんて言うんでしたっけ?
そう、『吊り橋効果』だ。怖くてドキドキするのを恋していると錯覚するやつ。私の脳は、戦いによる胸の昂りを恋愛のドキドキと勘違いしていたんです。きっと。
夢中で咥内を貪り合った。
途切れ途切れの呼吸の合間、薄く開けた目の端に、ハドラーがキメラの翼を取り出し放り投げるのが見えた。
次に目を開けたときには、薄暗い洞窟内に設えた部屋にふたり、立っていた。石造りの寝台の脇にある燭台では蠟燭の炎が静かに揺れていた。
「来い」
ハドラーは寝台にドカっと腰を下ろし、ローブを脱いで上半身裸で偉そうに言った。
「命令しないでください」
言われなくても行きますし、とムッとしながら私は答える。
パチンパチンと鎧の留め金を外していく。肩当てがカランと音を立てて石畳の床に転がった。ブーツを脱ぎ、ハドラーの両足の間に膝を立てる形で寝台に乗った。私はハドラーの両肩に手を置き、眼下の男をまじまじと見た。
この角度で魔王を見下ろす人間というものは、多分私くらいしかいないだろうな、と束の間の優越感に浸っていると、何をニヤついてるんだとハドラーに怪訝な顔をされた。
私の腰に手を回したハドラー手が脚の間にするりと入る。ビクっと身体を強ばらせた私にハドラーは、もしかして、と前置きしてから訊いた。
「まさかお前、初めてか?」
「わ、悪いですかっ」
顔を真っ赤にする私に、ハドラー呆れたような口調で言った。
「経験もないくせにこんなところにノコノコ着いて来たのか?」
「着いて来たって……お前が勝手に連れてきたんでしょうが!」
ムキになって騒ぐ私に興醒めしたのだろうハドラーは、はぁと大きく溜息をついた。それを見た私は少なからずショックを受けた。自慢じゃないけど私は男性はおろか女性とも関係を結んだことがないし、魔族なんて以ての外だった。一体、私のどこに手練手管の要素があるように見えたのでしょうか? 私は悔しいような悲しいような気持ちが綯交ぜになって、キュッと下唇を噛んだ。
けれどもハドラーは、存外優しく私を抱いた。
「……痛かったら言え」
自らの爪を折り、時間をかけて後孔を解した。無理やり挿入したりもしなかった。戦いの後だから傷だらけで、私の肌はあちらこちらに血が滲んでいたけれど、セックスでは一滴の血も流れなかった。
それから幾度となく、一戦交えた後は決まって裸で第二ラウンドにもつれ込むのが常だった。
喉を仰け反らせていや、やめて、もうだめ、を連呼する私の跳ねる身体を押さえ付けながらハドラーは「堪え性がない奴だな。まあ、でも勇者の泣き言を聞けるのは気分がいい」などと悪趣味なことを言って笑う。
そんなことを言いながらもハドラーは、自身でつけた私の身体の傷を労わるようにキスをした。先の戦いを振り返るように、傷を一つ一つ確かめるように「思ったより傷が深いな」と、その詫びだとでも言うように全身くまなく舌でなぞった。
意趣返し、というわけではないが、私もハドラーの傷を舐めてみたことがある。正直、魔族の青い血がどんな味なのか知りたいという知的好奇心もあった。人間の赤い血同様、鉄分のような何かの金属っぽい味がした。騎乗位のままうーんと唸り、しばらく何の成分か真剣に考え込んでいたら、どうやら最中に放っておかれ機嫌を損ねたらしいハドラーにわき腹をくすぐられ、思わず変な声が出た。魔王のくせに可愛いとこありますね、とクスクス笑ったら、そのあと散々泣かされたのだけど。
戦いの延長戦だったセックスは、いつの間にか文字通りの互いの傷をなめ合う時間となった。
もはや『吊り橋効果』だったかどうかなんて何の関係もなくなっていた。回を重ねるごとに気付いていたけど、もう誤魔化せない。
私はハドラーが好きです。
ハドラーに気持ちを確かめたことは一度もない。
だって、訊いてどうするんです?
――私のことが好きですか?
ノーと言われ、ただの性欲解消の相手だと再認識するのか。
万が一、イエスと言われたとしてどうするのか。
別に、どうにもなりませんよね。
傷付け合って、慰め合って、こんな関係がいつまでも続くわけないとわかっていても、少しでも長くこうしていられたら、と願ってしまう私はなんて愚かな勇者なのか。
いっそのこと乱暴に貫いてくれたほうが割り切れたかもしれないのに。
優しさなんていらないのに。
共に生きる未来など、ないのに。
――初恋は実らないものなんだってさ。
これは誰が言っていた言葉だったか。忘れたけど、別にどうでもいいことです。
初恋でなくても、実るはずがないのだから。
着の身着の儘、外へ出た。
急に降り出したわけでもないのに、この雨の中、何故傘も雨除けも無いまま出歩いているのかと、道ゆく人達に不思議そうな顔をされるが、構わず歩き続けた。こうしていれば涙を流していても気づかれることはない。私が人前で堂々と泣ける唯一の方法だった。知り合いに会って理由を尋ねられたのなら、途中で雨具が壊れてしまったのだとでも言えばいい。
雨は涙とともに頬を伝い流れ落ちるけれど、心のもやもやまでは流してはくれない。澱は胸の中に溜まる一方だった。
街外れの人気のない通りまで来て、随分と遠くまで来てしまったと後悔した。流石に寒くなってきて、近くにあった小屋の軒先で立ち止まり肩をすぼめた。空き家なのか、ヒビの入った窓ガラスから中の様子を伺うも人の気配はない。軒裏の蜘蛛の巣には吹き込んだ雨でついた水滴がきらりと光っている。
「何やってんだ」
不意に視界が暗くなった。
「風邪……ひくぞ」
ハドラーは雨に濡れて冷えた私の身体をすっぽりと自身のローブで覆った。服が濡れ、ぴたりと密着した部分から、冷えた身体にじんわり熱が伝わってくる。
「そんなに雨が好きなのか」
そんなにオレのことが好きなのかと問われているようで無性に腹が立った。
「嫌いです、雨なんて」
空は暗いし、服が濡れるし張り付くし、と私はぶつぶつ文句を言った。
「オレは好きだ」
自分のことを言われているわけではないとわかっているのに、私の心臓はその言葉に一瞬で反応し、跳ねた。
「嫌いです……」
目の前にあるハドラーの胸元のローブをギュッと握って少し引いた。
「あなたの、せいですよ」
「そうか」
それは悪かったな、ハドラーはそう言いながら悪びれる様子もなく、濡れた私を抱きしめたまま頭の上に顎を乗せ、こつんと軽く小突く。
八つ当たりもいいとこだと自分でも思う。私は申し訳なさが勝り、ハドラーを見上げて言った。
「嘘……。本当は、好き……です」
その言葉でハドラーの頬が一瞬、緩んだように見えた。
「い、言っておきますが、雨のことですからね?」
なんだか愛の告白をしたみたいな風に聞こえてしまったのではと思い、私は慌てて弁解し、下を向き顔を隠した。
「……そうか」
俯いたまま顔を上げようとしない私の頭上から優しくて低い声が降り注ぐ。
「オレは雨も好きだが」
「雨も、ってどういう意味ですか?」
思わず顔を上げて食い気味に尋ねてしまった。随分と必死だな、と自分でも思うがこの言葉は聞き捨てならない。
「さあな」
ハドラーはニヤリと笑うと、濡れて額に張り付いた私の前髪を指で器用に横に流した。額から流れた雫が小鼻を伝い、唇の端に溜まる。それをハドラーは親指で拭った。
「はどら……、ん」
どういう意味で言ったのか問いただそうとハドラー、と呼びかけ開いた口は、ハドラーの親指で大きく開かれ、侵入してきた舌に阻まれた。身体が冷えたせいで紫色になっていた私の唇が本来の色を取り戻すまで、それほど時間はかからなかった。
まだ雨はしばらく止みそうにない。
お返事
お返事
Waveboxからメッセージくださった方へお返事しております。
★7月8日05:55の方
https://wavebox.me/msg/crwfp9894eptv98r/...
ほかにもたくさん絵文字押していただけて嬉しいです~
メガネの絵文字率が高いですねw
とっても励みになります✨皆さんありがとうございました!
Waveboxからメッセージくださった方へお返事しております。
★7月8日05:55の方
https://wavebox.me/msg/crwfp9894eptv98r/...
ほかにもたくさん絵文字押していただけて嬉しいです~
メガネの絵文字率が高いですねw
とっても励みになります✨皆さんありがとうございました!
お返事
お返事
「見たよ!ボタン」から感想くださった方へお返事しております。
★6月29日22:39 先生かわいかった~の方
コメントありがとうございます!先生はついついかわいく描きがちですが、カッコよくも描きたいと思っています!また見ていただけると嬉しいです!畳む
メッセージとっても励みになります!感想送ってくださってありがとうございました!
「見たよ!ボタン」から感想くださった方へお返事しております。
★6月29日22:39 先生かわいかった~の方
コメントありがとうございます!先生はついついかわいく描きがちですが、カッコよくも描きたいと思っています!また見ていただけると嬉しいです!畳む
メッセージとっても励みになります!感想送ってくださってありがとうございました!
お返事
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「見たよ!ボタン」から感想くださった方へお返事しております。
★6月27日20:38 ハートマークの~の方
バレンタインのイベント用に描いたイラストで気に入っている一枚です!
かわいいと言っていただけて嬉しいです!
コメントありがとうございました!畳む
メッセージとっても励みになります!感想送ってくださってありがとうございました!
「見たよ!ボタン」から感想くださった方へお返事しております。
★6月27日20:38 ハートマークの~の方
バレンタインのイベント用に描いたイラストで気に入っている一枚です!
かわいいと言っていただけて嬉しいです!
コメントありがとうございました!畳む
メッセージとっても励みになります!感想送ってくださってありがとうございました!
リトルサーバーへ変更しました!
リトルサーバーへ変更しました!
これまではレンタルサーバーはロリポップでした。
はじめての個人サイト制作でしたが、WordPress+Cocoonで割と簡単に好みの感じのサイトが作れてよかったのです。
でもWordPressのブロックエディタと小説の相性が悪くて・・・。改行とか行間とかブロックはさんでコピーとかすごくやりにくかったのです。
html勉強して手打ちでやってみようかなと思いましたが、てがろぐのスキンで今のサイトによく似たものを見つけたのです!割と最近配布されたものらしく、細かな調整が必要みたいですがとても有難く使わせていただきました。
ロリポップはWordPressが使えるプランにしていたのですが、今回その必要がなくなったし、8月に更新が切れるので思い切ってリトルサーバーの一番安いプランに乗り換えました。
リトルサーバーは修正してあればR18イラストOKなんだとか。
いままでくるっぷに載せていたきわどいイラストもこちらサイトにまとめることができそうです。
ちまちま微調整するのが大変だけど楽しいね。
いつか手打ちでもサイト作ってみたいな。
これまではレンタルサーバーはロリポップでした。
はじめての個人サイト制作でしたが、WordPress+Cocoonで割と簡単に好みの感じのサイトが作れてよかったのです。
でもWordPressのブロックエディタと小説の相性が悪くて・・・。改行とか行間とかブロックはさんでコピーとかすごくやりにくかったのです。
html勉強して手打ちでやってみようかなと思いましたが、てがろぐのスキンで今のサイトによく似たものを見つけたのです!割と最近配布されたものらしく、細かな調整が必要みたいですがとても有難く使わせていただきました。
ロリポップはWordPressが使えるプランにしていたのですが、今回その必要がなくなったし、8月に更新が切れるので思い切ってリトルサーバーの一番安いプランに乗り換えました。
リトルサーバーは修正してあればR18イラストOKなんだとか。
いままでくるっぷに載せていたきわどいイラストもこちらサイトにまとめることができそうです。
ちまちま微調整するのが大変だけど楽しいね。
いつか手打ちでもサイト作ってみたいな。
サイトリニューアルしました!
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ごくえんWEBオンリー「ごくパ!」にハドアバで申し込みしました!
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お返事(ふたりはグラクル!)
お返事(ふたりはグラクル!)
感想送ってくださってありがとうございます!
2023年6月11日(日)~12日(月)開催、ヒュンケル×アバンオンリー「ふたりはグラクル!」に感想くださった方へお返事しております。
★6月12日6:25AM 裸のふたりを~の方
裸のふたりからしか得られない栄養がありますよね(笑)栄養補給していただけてよかったです!
コメントありがとうございました!畳む
「見たよ!ボタン」押してくださった方、ありがとうございます!とっても励みになります!
ピクスクの書き込みボードにもたくさんメッセージいただきました。本当に嬉しいです!すべてお返事させていただきました。
頂いた感想はちょくちょく読み返してはニヤニヤして、創作意欲のゲージを上げています!本当にありがとうございました!
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★6月12日6:25AM 裸のふたりを~の方
裸のふたりからしか得られない栄養がありますよね(笑)栄養補給していただけてよかったです!
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